念のため
人間、誰しも、忘れる事はあります。
いくらこちらが忘れないでほしいと思ったとしても、相手の頭をコントロールできるわけではなく、うっかり忘れられてしまう事はよくあります。
気がきく人は、最初から「忘れることもあるかもしれない」と考え、その可能性を考慮して、確認を丁寧に行います。
その際によく使うのが「念のため」という言葉です。「念のため」には「万が一に備えて」と言う意味があります。
この言葉は、相手に対する信用を前提として伝わります。
「念のため」には、自分のためにと言うより、お互いの安心のために伝えていると言う効果があります。
山本衣奈子著「気が利く人と気が利かない人の習慣」
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