すぐやる
矢野龍氏が59歳で住友林業の社長になった時に実行したことは、まず、縁故採用をやめ、人事部長に全権を握らせた。また、ともすれば管理する発想になりがちな本社部門を、本社は現場のサポート役であるという基本的な姿勢を打ち出し、浸透させた。
それから、経営に重大な影響を与える事態は、把握してから昼夜を問わず、2時間以内に社長まであげよという「2時間ルール」を決めた。
氏は昔から「すぐやる、すぐ済む」をモットーにしている。
やるべきこと、面倒な事はすぐやってすぐに済まして、会社を良い会社にするためのクリエイティブなことに時間や頭を使ったほうがいい、と。
(日本経済新聞・私の履歴書)
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