紙の辞書
ヨロズ会長の志藤明彦氏は、部下のミスを指摘する管理職になった時に改めて勉強をし直した。
ミスが起こりやすいのはまず数字。メーカーにとって生産計画などに数字の誤りが潜んでいると命取りになる。部品1個あたりの「原単価」に立ち会って計算してみる。これを重点的にやれば間違いに気がつく。
もう一つは、正しい言葉使い。言葉が不正解だと思うように意図が伝わらず、信頼性も高まらない。
スマホでも簡単に調べられるが、私が頼りにしているのは紙の辞書。
会社の執務室と自宅の机には国語辞典や漢和辞典、英和辞典など常に複数の辞書を置いている。
社用車にも辞書を積んでいる。
(日本経済新聞)
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