潮目大事
菜根譚をフォーレ誌上で解説している湯浅邦弘氏は「潮目を見定める」ことの大切さを書いています。
スポーツの試合等で、圧倒的に優勢だった状況が、時として、1つのミスから試合の流れが変わることがあります。
外から全体を俯瞰していれば気づくものでも、当事者の選手には見えないもので、対応が遅れると、もうどうしようもなくなる。
そこで、監督が流れを変えるべくタイムをかけ、選手に一息つかせ、メンバーチェンジやポジションを変えたりして流れを引き戻す努力をします。
渦中にいてはなかなか気づかない潮目を、鋭敏に察知して手を打つ。
率先垂範の指揮者もいますが、時には一歩退いて潮目を見極めることが大切です。
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