後の始末
江戸期、仙台藩にある宿場町で、重罪にあえぐ民を救おうと、地元の9人の商人が倒産覚悟で無償でお金を出し合い、現在の価値で3億円の資金を作って藩に貸した。
年々藩から3千万円利息をとって30万円ずつ百軒の家に配り宿場を衰退から救ったが、9人の英雄たちは「慎み」の約束を結び、子々孫々の代まで上座に座らない、自慢しない、道の端を歩く、を徹底した。
この実話は、磯田道史氏の原作で映画にもなった。
また、赤穂浪士が本懐を遂げた後、吉良上野介の首級はどうなったのか。
首は内匠頭の墓前に供えた後、泉岳寺の住職に託された。住職から吉良家へ届けられ、吉良家の菩提寺に葬られた。
何事も終わりが肝心。
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