雪の利用
雪国の人にとって、雪は、除雪、雪害、金も手間もかかり、命にも関わる厄介者。
その雪を活用する技術が進歩している。夏までに融けてしまう雪も次のシーズンまで残せるようになり、ITを使って大量の雪の温度や湿度調整も細かくできるようになった。
北海道では雪冷房マンションが誕生し、新潟では雪冷熱エネルギー住宅ができているが、北海道の沼田町は巨大な「人工雪山」を作り、地域一帯で雪山の雪を溶かし、多段階利用する雪山プロジェクトを展開している。
雪さえあれば冷房費がかからないとあれば、高速道路のそばに雪を貯め、施設を作るとか、スノーバレーで国家備蓄拠点にすることも。
月間ビッグライフ21 所載
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