もてなす
「おもてなし」力を高めるためには、自分が受けた「おもてなし」に気づき、感激、感動する。そして、それをお客様にもして差し上げる。
秀吉は京都東山で松茸狩りで遊ぶことにした。家臣たちが下見に行くと、すでに京の人が採った後だった。急遽、家臣たちは松茸を集め、夜を徹して植えた。翌日、秀吉は子どものようにはしゃぎ、松茸狩りを楽しんだ。
すると側にいた女性が、これは自然に生えたものではないとささやいた。秀吉は「言うな。我らを喜ばせようとして、皆がやったことだ。これだけ植えるには、相当の苦労があったはず、その気持ちを有り難く受け取ってやらねば」と笑った。
古川智子著「おもてなしの習慣」総合法令出版より。
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