学ぶ心を
ゼロから始めて、ラーメン店日高屋を中心に店舗数300店、売上高約300億円の神田正会長は、いつも学ぶ心を忘れない。
開業時、目立たない二階の店で客が来ない。夜の営業時間を遅くまでにしたところ客が来た。夜遅くまで働いている職人が多い町だった。時間を変えればすごいマーケットが取れることを学んだ。
中華店を始めて二年目の昭和50年、飲食店のチェーン化を思案中、大宮駅の出勤風景を見て勘が働いた。弁当を持って出勤していない。これからは昼食需要が大きくなる、と。
市場に学び、勘を養う。多数決は無責任を生む。出店地と業務開発等の重要事項は自ら判断する。責任感が判断力を磨くと。
日経ビジネス所載。
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