米国競馬
米国に近代競馬が輸入されたのは、英国の植民地だった時代。
しかし、米国競馬は独自の発展の仕方をしてきた。米国競馬はダートが主、馬の売買を主な目的としてきたので、ダート競馬が主流となった。馬の能力を公平に見極めるため、馬場のコンディションを均一に保つことが必要だった。傷む芝馬場は適さない。全ての競馬場が左回りで、ほとんどのコースは平坦小回り。日本のように左回り右回り坂路ありとは違っている。いまや世界の騎手が乗るモンキー乗りも、競走馬の水泳調教も米国が発祥。
他国が生み出したものをまね、右へ倣えの形で流行させてはいない。と、競馬ジャーナリストの芦谷有香氏。
毎日新聞所載。
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