顧客創造
戦いは、勝つ見通しをつけてから始めよ、と孫子は言っています。
売れるということは買うお客がいるということ。マーケティングの結果、顧客の需要を発見できない場合でもあきらめてはいけない。顧客がいなければ顧客を創り出す。
ちょっと古いが、その適例が、楽器メーカーの音楽教室の経営です。
大衆に音楽を教え、その際に自社製の楽器を使わせれば、楽器の需要は増加し、しかも、人間は最初に接した楽器をその後も愛好する性格を持っているので、自社製品の顧客を創造できるのです。
自動車メーカーの経営する自動車教習所も、これと同じ効果があります。
これは、大橋武夫著「戦いの原則」PHP文庫からの一節です。
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