当たり前
ロンドン五輪でも水着は年々改良されて、記録を更新している。これまで、女子用のスクール水着は、上下続きのワンピースタイプが当たり前、常識だった。ところが、脱着が面倒、着替えに時間がかかる、トイレが一苦労という難点があった。
学校などで体育用品を主に事業を展開するフットマークは、平成16年、着替えが楽でトイレにも行きやすい女子児童用に、<当たり前>を覆す上下が分かれた「セパレーツ水着」を開発販売した。
低学年でも可能な着易さと付属品でケガをしないよう知恵を絞り、教育現場に新風を吹き込み、以来、学校販売ルートでシェアトップを維持し、年間販売数は約35万着にのぼる。
月刊石垣掲載。
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