ボーッと
東大の和田名誉教授は日経のコラム「あすへの話題」に書いています。
昔から妙案が浮かぶのは枕上、鞍上、厠上と言われているが、なぜボーッとできる環境が良いのか?
頭脳の活動には、答えを出そうと血眼になって狭い知識領域を探す、と、広い草原や森をブラブラ歩きする気分で何となく遠くを眺める、の両方がある。
大事なのはブラブラの方で、問題から離れて周りを広く見る。頭の中でアイディアが写る水晶の玉を転がす気分。尋常ではとても出そうもない妙案がフッと浮かぶのは、そんな時だ。そこで頭のスイッチを、血眼モードに切り替える。
ニュートンの発想「リンゴは落ちる、月は落ちない、Why?」に倣おう。
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