必要ない
いくら崇高な志を掲げても、社会に受け入れられなければ、商品は売れない。数々のブランドに関する研究をしてきた片平秀貴氏は志と売り上げのバランス感覚は重要だと説く。小企業でも、志をうまく生活者に伝え、売り上げにつなげることは出来る。
その一つの方法は「店頭を大切にすること」だ。例えば、化粧品会社のアルビオン。大手に比べ広告宣伝費は少ないが、デパートでも面積当たりの売り上げは大手を上回る。店頭に注力し、特に優れているのが販売員の接客。「あれも、これも」ではなく、「これは買った方がいいけど、これは必要ない」という引き算の営業が出来る。それは、信頼、リピートにつながる。
宣伝会議 所載。
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