祝いの花
サッカー日本代表岡田監督の話です。
優勝決定戦の相手は鹿島アントラーズ。監督はトーニョ・セレーゾという世界的な名選手だった人です。その時は私の率いる横浜が勝ちました。恐らくトーニョ・セレーゾは悔しくてしょうがなかったと思います。
翌日、沢山のお祝いの花の中にトーニョ・セレーゾからの花がありました。「あなたのプロフェッショナルな仕事に対して敬意を表します。トーニョ・セレーゾ」。私は驚きました。
自分にはできない。負けたと思いました。試合に負けたときは悔しくて許せない。しかし、翌日その相手に敬意を表せる。
私は、それ以来、ずっと対戦して勝った監督に花束を贈っています。