迷いなく
理念を、みんなで議論し、再確認し、共有化することが企業活動に不可欠だと確信する、きこ書房「500人の会社が劇的に変わる瞬間」の著者中村仁氏が、全社をあげて、理念の議論を進行中のある日、飲料食品の製品にガラス片混入のクレームがあった。全員で総点検したが原因は不明だった。その後現場では、ビンが割れた場合には、ビンの原型を復元することにした。何時間でも工場を生産停止にして、接着剤とセロテープで原型復元をし、細かく割れた場合には、精密天秤でミリグラム単位で一瓶分すべてを回収した。社員達が生産性第一から、お客様の安全と品質本意優先に自発的に意識と行動を変えた瞬間であった。