アメーバ
「アメーバ経営」を考案した稲盛和夫氏がJAL会長に就任したが、実績のあるアメーバ経営とは、会社の組織を10人前後で構成するアメーバという小集団に分け、独立採算を徹底させるもの。
アメーバは部や課にぶら下がる形で、経営環境の変化に応じて、分離も、統合もする。独立採算には「時間当たり採算」という指標がある。アメーバが稼いだ売り上げから、人件費を除いた経費を差し引いて儲けを求め、メンバー全員が使った時間で除すもの。間接部門の場合は売り上げをゼロにして、同じ計算で無駄遣いをチェックする。これによって全員参加、手抜きはできず、経営の幹部が育つことになります。 日経ビジネス所載