型の習得
俳人の黛まどかさんが日本経済新聞のコラムに書いています。
鎌倉時代から続く小笠原流の弓馬術では、準備運動はしないという。日常生活がすでに準備運動なのです。
戦国武将たちは陣触れが出たら、常に即対応することが求められた。
そのためには日頃の立居振舞いの中で行動規範を身につけておく必要がある。
その方法が武術、茶道、芸能などに共通する「型」の反復練習です。
日本の伝統文化が「型」を身体に覚えこませるのは、行動規範を身につけ、「想定外」への対応力を高めるため。
「型」は束縛ではなく、むしろ一度体得すれば、自由に応用できる。
企業活動においても、常に想定外が生じます。
「型」を大切にしたい。
|