値ごろ感
ソニー創業者の盛田昭夫さんの口癖は、「大事なのは、値ごろ感」。
ソニーが1979年に発売したウォークマンは定価33,000円。
当初の原価見積もりは48,000円。
当然赤字です。
開発責任者が若者やパートに「いくらだったら買うか」と聞いたところ「30,000円なら、すぐ買いたい」という人が多かった。
話を聞いた盛田さんは「30,000円なら売れると確信。
秋葉原では一割引で売られていたので、33,000円で発売。
他のメーカーは、費用に利益を乗せて値段を決めていたが、買いたくなる価格にした。
売れた。累計販売台数10年間で5千万台、20年間で1億8千万台。
永井孝尚著「なんで、その価格で売れちゃうの?」PHP新書。
|