ミスの癖
人間である限り、いくら反省したり注意したりしてもミスは犯します。
ミスを犯さないようにしようとすると、却って自分の長所まで消してしまうことにもなりかね、ない。
ミスをなくすというより、自分のミスの癖を知っておくことが大事、と現役最強の棋士羽生善治氏は言っています。
確実に80点取れる手ばかり指すようになると、大きなミスはしなくなる。その代わり、今より先へ進めない。
3年もすると、確実に時代から置いていかれます。
大局観を掴み、安全運転ではなく、アクセルを踏み込む。そのアクセルの踏み加減とリスクの按配を覚えていくのが、成長であり、正しい判断をすることにもつながる、とも。 THE21所載。