見切って
ダメと思ったらすぐ逃げる。「見切り千両」が大事、と言うのはエステー鈴木会長。
社長就任時に「筋肉質な会社になろう」と提唱。新製品を絞り込むとともに、862種の製品の三分の二を切り捨てた。
もともと売れていないものを削減しただけなので、売上には全然響かず、仕入れ先集中でコスト削減にもなった。
常務時代には買収した米国法人の経営再建が困難とみるや、潔く撤退した経験もあり、「見切り千両」には、一瞬の判断、タイミングが重要。リーダーには判断力、決断力、行動力のバランスが求められるが、「切る、やめる」といった下が責任を取れないことをやるのが、本来のトップにはず、と。
日経ビジネス所載。